ニュースレター始めました
こんにちは。フリーライターの姫野桂です。このたびニュースレターを始めました。普段は発達障害や生きづらさ、社会問題に関する記事を書いています。昨年夏に男児を出産したので、最近は絶賛赤ちゃん育児中。赤子が寝ている間と育休中の夫が赤子を見ている間に仕事をしています。
最初になぜニュースレターを始めたかというお話を。
ライターのお仕事は何か書きたいテーマを見つけたら媒体の編集者さんに企画を提出する→編集者さんが企画会議に出す→結果、GOが出れば執筆、ダメならばボツ、という形。ボツになった企画は他の媒体に出すと「いいじゃん!うちで書こうよ」と言われる場合もあれば、どこに出してもボツになる企画もある。
ボツになる理由として一番多いのが「うちの読者層に合っていない」というもの。私が専門としている発達障害関連の話題や生きづらさに関しては、正直読む人が限られているということ。「発達障害ブーム」と言ったらそんなもんブームとか言うなと言われそうだが、ここ数年飽和状態になってあまり求められなくなったような体感がある。
でも、このテーマを求めている人もいるはずだし届いてほしい人もいる。お箱入りになった企画や普通の媒体に出しても通らないような企画を記事として届けたく、レターを始めることにした。真面目すぎない日常の話もあったり、かっちりとした真面目な話もあったり。そんなレターを配信していくつもりだ。
さて、第一弾だし今日は軽いコラムでも。ここ数ヶ月の劇的な変化といえば、やはり出産して赤子との生活が始まったこと。昨年は出生数が過去最低の68万人。そして児童のいる世帯は18.1%という結果が出ている。(厚労省 2023年国民生活基礎調査)
昔は夫婦の間に子どもがいるのはごく普通のことだと思われていたが、少子化が加速したため子どもがいることはマイノリティになりつつある。発達障害(ADHDと算数LD)があり、ただでさえマイノリティだった私。出産したことにより、さらにマイノリティ側へ近づくこととなった。
子どもを産んだらそれまで見えなかったものが見えるようになった。ドラッグストアの粉ミルク売り場、「お子様連れ歓迎」と書かれている飲食店、百均のベビー用品コーナー。今までも確かに存在していたはずだが、存在していたことを知らなかった。産んでから初めて見えてきた。
妊娠前はどんなお店でも気にせずに入店していた。狭いカウンターだけの居酒屋やラーメン屋、喫煙席のあるカフェ。しかし、赤子を連れているとこのような店には入れない。なので、「お子様連れ歓迎」と表に書かれているお店が目につくようになってきた。そういう店はたいてい、オムツ交換台や授乳室があったり子ども用の椅子が用意されていたりする。
ダイソーにベビー用品売り場があるのも知らなかった。ダイソーには何度も行っているはずなのに。アカチャンホンポオンラインでベビー用品の買い物をしていたとき、あと数百円で送料が無料になるため何かあと1点買おうとしてちょうどよかったのが、570円のおしり拭きの蓋だった。おしり拭きの蓋はなくてもいいがあると便利だ。
しかし産後、夫に赤子を見てもらっているときにダイソーに行った際にふいに目に飛び込んできたのがベビー用品売り場。離乳食用食器や離乳食を小分けにして冷凍する容器、おしゃぶりホルダーなど多彩なグッズがある中に、おしり拭きの蓋もあったのだ。あれ? 私、570円で買ったけどここで買えば110円?
110円だしものは試しとダイソーのおしり拭きの蓋を購入。シンプルな無地のものからイラスト入りのものまであり、猫のイラスト付きのものを選んだ。帰宅後おしり拭きに装着。結果、何も不便なことはなく3ヶ月ほど使い続けている。アカチャンホンポで買った570円のものはまだ使っていない。
こんなふうにして、何か自分の生活に変化が起こるとそれまで存在していなかったものが急に目の前に出現する現象が起こる。人それぞれ生活の仕方が違うため、みんな見えている景色が違う。子どもがいたとしてもどんな環境かは家庭ごとに違う。
息子はまだ4ヶ月なので成長するにつれて今後私の景色が変わっていくだろう。各々生活は異なっているため、そこにマイノリティもマジョリティもないのだ。マイノリティで生きづらいと思ったとき、確かに大きなくくりで見るとマイノリティかもしれないが小さなくくりで見るとマイノリティではなくなる。
そうはそうは言ってもやっぱりマイノリティって生きづらいよね……。
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